2012.12.14 ITSシンポジウム「スマートフォンを用いた路面段差の分布調査と汎用機器を用いる効果の一考察」

2012.12.14 ITSシンポジウム
スマートフォンを用いた路面段差の分布調査と汎用機器を用いる効果の一考察

地震などの広域災害時に被災地周辺の路面状況をいち早く把握し共有することは、その後の迅速な復旧復興活動にとって重要である。路面段差は路面状況を現す重要な情報の一つである。しかし現状では目視などにより確認を行っているため多大な工数を要しており、迅速かつ広範囲の状況把握は困難になっている。このような問題を解決するため、筆者らはこれまでスマートフォンによる簡便な計測方法を提案してきた。これにより災害時に道路の被災状況の把握が速やかに行われる。本稿では東日本大震災以降復旧工事によって変化のある東北自動車道に着目し、計測結果をもとに路面段差状況の経時的変化が捉えられるか検討したので、その結果を報告する。

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