2011.11.04 ITSシンポジウム「加速度センサを用いた路面段差検出手法の改善と東北地方太平洋沖地震後の観測データへの適用」

2011.11.04 ITSシンポジウム(ベストポスター賞)
加速度センサを用いた路面段差検出手法の改善と東北地方太平洋沖地震後の観測データへの適用

地震などの広域災害時に道路状況を即座に把握、共有することは迅速な復旧復興活動にとって重要である。路面段差はそのひとつに挙げられる。しかしこれまでその検出には、人手と手間のかかる目視による確認、または特別な機器を使用し行われてきた。筆者らはこれまでGPS と加速度センサが搭載されたスマートフォンを自動車のダッシュボード上に置き、通常通り走行するだけで路面段差が観測できる手法を提案してきた。本稿ではその観測精度を向上させるための前処理手法を提案するとともに、その手法を2011/3/11 に発生した東北地方太平洋沖地震後の現地調査で得たデータに適用し、地震後の路面段差の分布図を作成したので報告する。

[ 論文 ]