2014.10.23 ひび割れ検知への取り組み

2014年秋にアメリカで開催されたRPUG(Road Profile Users’ Group)での発表資料の日本語訳版です。
スマートフォンの内蔵センサを用いてひび割れを検知する技術についての発表です。

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上記の2014年秋の段階では、ばね上加速度をもとにひび割れ検知の可能性を見出した、との内容です。
当時は、車種による影響、走行速度による影響が大きく、事前キャリブレーションによりしきい値を変更しないと使えないものでした。

2016年末に、ばね上加速度からばね下変位量を求め、それをもとにひび割れ率を算出するロジックを開発・リリースしました。
ばね下変位量は、平坦性算出で行っているオートキャリブレーションを取り入れているため、車種・走行速度の影響を受けず、事前キャリブレーションなしに計測データから自動的にキャリブレーションを行うものとなっています。